デーブ流“ダジャレの流儀”

Series:スペシャルインタビュー著名人に聞く!歯の話

放送プロデューサー

デーブ・スペクター

Dave Spector

※この記事は、2015年12月発行のD RECRUITING JOURNAL
に掲載されたものです。

デーブ流“ダジャレの流儀”

「歯医者とけんかして『お前、無神経!』と言われた」「人気モデルが歯科医院にいた!中村アーン」。インタビューの冒頭からダジャレを連発。一気に場の空気を自分色に染めてしまう。おなじみ、デーブ・スペクター氏。事前理解がない様子を装いながらも、きちんと相手に合わせた愉快な話題を準備してくるところに、細やかな気遣いを感じさせる。 

現在、継続して取り組んでいるのがツイッター。フォロワー数は70万人を超えた。「毎日10本ほど、時事ネタを素材に投稿を続けている。リツイートやお気に入りの数は、TVでいうところの瞬間視聴率のようなもの。100を超えれば〝当たった〞という感覚だね」。ときにはブラックジョークも投稿するが、決して炎上させない。その裏には、彼流の信念と周到な準備が隠されている。「思いつきでそのまま直接投稿はしない。投稿する前に下書きをし、少し冷却期間を置いてから内容をチェック。日本語として間違いがないか再度点検し、それから投稿している。まあ、基本的には単なるダジャレ。他の文化人のように自分の意見や主張は書かないしね」。

社会との関係、距離感を測る感性に長けていることは間違いないが、根底に流れているのは人間への優しさとフラットなものの見方だ。TV出演時のコメントの選び方にも、その姿勢は見え隠れする。「人を見下すような発言は絶対NG。ジョークであっても、人を傷つけたり不快な思いをさせることはしたくない」。たとえば、汚職や不祥事について報道があったならば、同じ業界の人間でも99%の人はまじめにやっており、悪いことをしたのはほんの一部だという言い方をする。「一つの事例を捕まえて全体を決めつけてしまうなんて、それはあまりに偏っている。歯切れよく過激なことを言う人はおもしろいかもしれないけれど、一方でアンチだって増える。それでは長続きするはずがないと思う」。

ツイッターのフォロワー数を100万人にするのが目下の目標だという。もちろん、歯科医師や歯科衛生士をネタにした書き込みにも期待が膨らむ。「アメリカでは、歯医者さんもベッドサイドマナーとしてギャグを言って笑わせたり、楽しい時間を提供する診療室にしないと医院が繁盛しない。日本の歯医者さんは、僕のダジャレを参考にしたらいいんじゃない?」。今後のツイートにも注目である。

“歯”にまつわるエトセトラデーブ・スペクター氏に質問!

歯科に対しどんな印象を持っていますか?
日本の歯科医は、基本的に器用で几帳面。治療そのもののレベルが高い。でも、昔は無表情で話もおもしろくなく、淡々と治療するだけの歯科医が多かった。最近は、普通に会話のできる人も増えてきたなあって思う。
幼少時代、歯科に通った思い出は?
人並みに通ったけど、恐怖心しかなかったね。映画のワンシーンにあるような、ドリルで拷問されるイメージ。椅子に座らされて動けないから、もうどうにもならない。行きたい場所ではなかった。
最近歯科で受診した診療内容は?
クリーニングに年に一回ぐらい?本当はもう少し頻繁に通わなくてはいけないんだろうけど。美人の歯科衛生士とのスキンシップはとても楽しいね!歯科衛生士の仕事を取っておくために、普段のケアはさぼった方がいい(笑)。

通う歯医者を選ぶポイントは?
歯医者だけに〝口〞コミを信用(笑)。いくら宣伝を目にしても、それだけではちょっと。それと、職場に近い方がやはり便利。あとは、人。歯科医はどうでもいいけれど、好みの受付嬢とか歯科衛生士がいるかどうかは大事だと思うね(笑)。
医療施設経営についてアドバイスがあるとすれば?
競争の激しいアメリカでは、パッとしないインテリアや暗い雰囲気の医院に、患者は集まらない。日本もそうなりつつあるから意識した方がいいよね。あとは回数で稼がないで、できることならアメリカみたいに一回で完治させて
欲しいね。
PROFILE
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身。テレビプロデューサー、株式会社スペクター・コミュニケーションズ代表取締役。日米交流の橋渡し役として、アメリカのテレビ番組や情報等を日本に紹介している。また、放送作家、著作家、タレント、コメンテーターと国内外を問わず各メディアで幅広く活躍。妻はエッセイスト・コラムニストの京子スペクター。自身の運営するTwitter アカウントのフォロワーは70 万人を超える。

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